岡山市中区江崎の岡山脳神経内科クリニック|脳神経内科・内科

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時間の速さ

新年あけましておめでとうございます。昨年、医療関係では新型コロナの5類移行、オンライン資格確認開始などの新しい変化がありました。また、残存するコロナの感染が終息しない中、以前の生活(現地開催の学会や忘年会を含め)や、人流が戻り、諸対応に右往左往。そんな慌ただしさの中、あっと言う間に1年が過ぎてしまったのが実感です。

さて、年取るとともに時間が経つのが早くなると言われます。物理的時間は10歳も、60歳も同じですが、心理的時間が速くなるのでしょう。なぜ?。昔から、10年生きてきた中の1日と、60年の中の1日とでは同じ時間でも比重が違って当然とする考え方があります。心理的時間といえば、ディズニーランドの1時間はアッという間ですが、校長先生の朝礼は5分でも長い。楽しい時間、もっと長く過ごしていたい時間は早く経つが、つらい時間、楽しいことを待つ時間はとても長いです。夏休みを心待ちにし、興味の持てない授業を受ける子供、かつての私ですが、の1時間と、締め切りに追われて必死に作業する大人の1時間とでは感じる時間の長さが違って当然。同じ嫌な作業でも、目的意識の希薄な学校での日々と、生活のためという目的、大義のある時間とでは体感時間は異なるのです、キット。やりたいこといっぱい、あるいは義務と生活に追われる大人は、ともかく忙しい。

別の考え方もあります。高齢化すると、身体も脳も機能が低下します。注意力、理解力、判断力、記憶力、情報処理速度が低下しますから、同じ活動をするにも時間がかかり、結果的に時間が早く経ってしまいます。さらに老化すると、どうか?。認知症が進むと、もはや時間を超越し、早いとか、遅いとか、こだわらなくなりますネ。荘子の蝶のように無限の世界を自由に舞うのです、ヒラヒラ。

さて、人生の時間には、主体的に生きる密度の視点もあります。自己実現を目指して切磋琢磨、七転八倒して生きる時間、他人の準備したレールの上を深く考えることなく生きる時間に違いがあるかという問題です。 “自分”を生きる時間を大切に思う人にとっては、密度も大切だと思います。これはこれで、大きな問題なので、また、別の機会に考察です。

人生は一度きり。今年も前を向き、生き生き生きて行きましょう。時間を大切に。