岡山市中区江崎の岡山脳神経内科クリニック|脳神経内科・内科

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集う人々の健康な人生を支援します

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お知らせ

令和6年12月2日から、健康保険証の発行が停止されます。それまでに発行された保険証の有効期間は12月2日から最大1年間です。代わりにマイナンバーカードの利用が推奨されています。ご不明の点は厚生労働省のホームページを参照するか、受付にてお問合せください。

当院では令和5年4月1日からマイナンバーカードが保険証として使えるようになりました。

希望の方は、対応可能なマイナンバーカードをご持参ください。

院長ブログ

この3つのキーワードはパーキンソン病の患者さんが病気と付き合う上で私が大切と思うポイントです。栄養と、運動(感動)、そして前向きな気持ちと言い換えてもいい。動きやすくするために薬を使うし、リハビリも奨めます。でも、この3つは病気を持つ人に限らず、皆さんが健康生活を長く楽しむためにも重要です。経験的に、昔からそう伝えられて来ました。例えば古代ギリシャ。医療の神アスクレピオスを祀った神殿には健康に暮らすためのお薦めを挙げた中に、“楽しい環境、適当な食養生、運動”を加えています。わが国では貝原益軒が健康長寿の秘訣を記した養生訓にて “バランスのとれた食事と適度の運動、良質な睡眠、ストレスは避けて心を穏やかに保ち、楽しみを持って過ごす”と記載しています。儒学者ながら医学の心得もあった益軒。当時としては長命な84歳没です。辞世の句「越し方は一夜ばかりの心地して八十あまりの夢をみしかな」も味わい深い。わが国で百歳健康長寿者2851人の健康の秘訣をまとめた太田壽城先生らの報告でも、①食事に気をつける、②規則正しい生活、③睡眠、休養を十分にとる、④こだわらない、⑤運動をする、が上位に入ります。食べて、動いて、笑う生活の大切さが伝わったでしょうか。

では何を食べたらよいのか?「炭水化物、タンパク質、脂質をバランス良くとり、ビタミン、ミネラルを補給しましょう」とかよく言われます。サプリの宣伝では、筋肉や軟骨の成分を摂取すると筋肉、関節機能が改善するような印象画面が連日流れています。ホントかな?同じ理屈なら骨を強めるにはカルシウムをとればよいのでしょうか?脳は主にタンパク質と脂質でできていますが、マグロのトロや脂身の多い焼肉を食べるとボケ防止になるでしょうか?摂取した栄養素は分解されるし、期待の標的部位にたどり着くとは限りません。過剰分はオシッコからすぐに出ていくものもあります。普通に食事が摂れる人にとって、栄養は、痩せないことを目標に、それなりにバランスに配慮して摂れば十分と思います。カロリー不足でやせてしまうと筋肉が動員され、喪失しますから、炭水化物を十分摂ることが、筋肉を守ることにつながることもあるのです。 “痩せない”のがポイントです。糖尿病や太り過ぎの方はこの限りではありません。身長と体重のバランスで算出するBMIが24を超えると、食べ過ぎ注意報です。適量の運動を。

運動すると寿命が延びることは、ほぼ確立しています。アルツハイマー病にもパーキンソン病にもなり難く、たとえなっても進行が遅いことが明らかになっています。ではどれくらい運動すればよいか。毎日10000歩という目安があります。通勤とか仕事で動いても良いそうです。岡山県人は通勤が車なので、通勤での運動量が稼げません。学生さんのように自転車にしますか?毎日運動できない場合は週に2.5~5時間の運動でもよいそうです。運動の強さはあまり気にしなくてよいとの説があります。一方で、高齢者(60歳以上)の場合、同じ時間歩いてもより多くの力を使うため、より少ない歩数で同じ効果が得られると言われています。

さて、笑いの効用も広く知られるようになりました。ストレス緩和、免疫力増強。楽しくなくても作り笑いすると、同じ効果が期待できるそうです。デヴィッド・スノウドン著書「100歳の美しい脳」では20歳以後同居し、同じ活動、運動、食事をする687人の修道女を対象に経時的に知的機能や健康状態を調べ、死亡した場合は脳の病理をチェックした結果を記載しています。若いころの生き方と寿命の関係を調べたところ、前向き度が高いほど長命であることが示されました。

食べて、動いて、笑う。健康で充実した人生を手繰り寄せるキーワード。真理は簡明にあり。信じてみますか?

固定観念とか紋切り型な見かた、考えかたを意味します。医療業界に関して言うと、大学病院は常に白い巨塔であり、中に生息する医師は権力闘争に明け暮れ、教授様ともなると製薬会社と結託して巨万の富を吸い上げるとの考え方です。ミステリーものでもよく殺人事件の舞台になります。時代劇なら悪代官と備前屋が手を結んでコメ、油、材木の値を吊り上げて上前を撥ね、若い娘をかどわかして悪銭を得るのと同じ構図。悪代官なら黄門様の印籠に「控えおろう」とやられるし、暴れん坊将軍吉宗には「上様であるはずがない、構わぬ、殺ってしまえ」と開き直るところを「成敗」されるのが定番です。権威や力を正義に重ねたワンパターンなので、ストーリーがわかりやすく、安心して見ることができます。医療ものの場合は、そんな巨塔のヒエラルキーに染まらない腕自慢の医師が権威をものともせず、圧倒的な技量で手術して患者を救うというワンパターンに視聴者は溜飲を下げる訳です。権威も力量もない一般市民はヒーローになれないかというと、一銀行女子社員が「お言葉を返すようですが」と不条理をただすドラマも、パターンにはまったあとの展開が読めて安心して楽しめます。勧善懲悪でスッキリするのはエンターテインメントとしてはストレス解消によいですねえ。配役で犯人に見当がつくミステリーもありますが、これは蛇足。疲れて帰宅した後まで、難しい展開のストーリーでハラハラ過ごしたくないです。もちろん、現実はそんなに単純ではありません。しかし、なかにはドラマを現実と重ねてしまう人があり、ドラマ名医が難病を一気に治してしまうのを引き合いに、病気が良くならないのは医療ミスだとか、ヤブとか言われてしまいます。現実世界の人間は不死身ではありません。なお、医療ドラマの名医は外科医か救急医系です。内科医の治療は効果が出るのに時間がかかり、1時間もののドラマでは放送時間内に決着がつきません。

現実世界の大学病院スタッフの大半は、私が知る限り一般診療に加えて新しい治療法や病気の原因解明、次世代の医師の育成等に懸命の努力をしています。富に関しては、製薬会社から研究助成、講演料、原稿料が入ることがありますが、すべて公表です。報酬が一定額を超えると、治療方針を決めるガイドライン作成委員にはなれません。また、研究報告時にはどこから資金を得たかとか、利益相反の記載が必須となっています。政治の世界には詳しくありませんが、全公開ですから、報告義務のない世界と比べると、かなり透明度は高いと思います。

さて、医療ドラマで違和感を感じる紋切り型は他にも多々あります。例えば“白衣”。みんな前を開け、ヒラヒラさせて歩いています。偉そうに見せる演出でしょうか。CMも含め、きちんと前ボタンを止めている医師の姿は見かけません。そもそも白衣は汚れから医師の衣服や身を遮断するためのものです。実臨床では患者さんの血液、喀痰、吐物、おしっこ、便などと接する機会がままあります。特に救急場面では避けられません。目に見えない感染物質との接触機会もいっぱいです。前が開いていると、着衣にこれらが直接付着し、街中や家庭に汚染、感染物質を持ち出してしまいます。白衣を着る意味がありません。また、ヒラヒラさせていると、付着した汚染物質を周囲にまき散らします。白衣を着たまま病院外に出るのも、感染防止の観点からはレッドカードです。ナースの象徴だったナースキャップでさえ、付着した細菌をばらまく恐れから廃止され、今やノスタルジー世界の存在となりました。ドラマに感化された若い医師が白衣の前を開けてふらふら歩かないことを祈ります。

医療ドラマでの紋切り型と言えるかどうか、救急車が到着すると研修医がばらばらと駆け寄るシーンも良く登場します。イケメン男女が演じる颯爽として美しい場面です。私が勤務していた地方の一般病院では夜間、医師は1人です。救急車が来ると医師、ナース、事務方が駆け寄りますが、医師多数はありません。逆に当直医1人に救急車同時3台とかを何度か経験しました。重症そうなところから対応するのですが、先着の軽症者から怒られたりもする訳で、修羅場ではあってもドラマのような感動的場面にはなりません。

医療での紋切り型をもう一つ。昔は医師像といえば額に丸い鏡(額帯鏡)をつけているのが定番でした。耳鼻科医が使うのですが、何故医師全体の象徴になったのか、不思議です。ちなみに脳神経内科医の私が耳を覗く時には耳鏡を使います。ライト内蔵なので、丸い鏡で耳に集光させる必要はありません。ちなみに、脳神経内科医の象徴的道具はハンマーです。単純ですが、使う人が使えば得られる情報はとても大きい。コンコン。

五月の朝は

5月の朝は新緑がまぶしい

澄んだ日差しの中で葉っぱのお掃除、結構愉しい

シュッシュ

5月の朝は風爽やか

揺れる野の花、愛し

サワサワ

5月の朝は青空が清しい

白雲流れる水たまりで雀が水浴び、嬉しそう

パシャパシャ

5月の朝は香りゆかしい

みかんの木に舞う蝶の気高さ

ヒラヒラ

5月の朝は小鳥のさえずりに癒される

山はウグイス、野はひばり

チイチイチイ、グー

5月の朝は小学生の登校行列、賑やか

新しいランドセルが動いていく

頑張れ未来の大物たち

5月の朝は心地良い

エネルギーいっぱい、気力充実

今日も良い日でありますように

岡山は330日にソメイヨシノが開花。里山が鶯声に包まれ、山ツツジが色を添える季節となりました。さて、本日41日は嘘をついても良い日です。由来は不明。イギリス発祥説、フランス説、インド説などいろいろあるらしいです。仏教では心がけるべき最も基本的は戒律(五戒)として不殺生、不偸盗、不邪淫、不妄語、不飲酒が挙げられています。不妄語とは「嘘は言うな」ということです。法事で唱えますね。では仏教では嘘は禁じられているのかというと、「嘘も方便」です。仏の道を正しく理解するには嘘があってもよいという趣旨でしょうか。一般には「嘘をつくことは良くないが、物事をスムーズに運ぶためには必要なこともある」と説明されています。最終目的が正しければ、嘘の利用もあり得るということ。子供の悪さをたしなめるのに「お巡りさんに捕まるぞ」とか脅すようなことでしょう。法華経では「家が火事(火宅)なのに気付かず遊ぶ子供を助けるのに、外に子どもの好きな車があると叫んで脱出させた」逸話が記されています。嘘ではないけど、「頑張ったら良い結果が出るよ」との励ましを確たる根拠無しに言うのも、思いが籠っていれば、言われた人の勇気が増し、身体能力が高まり、最終的に試合に勝てたり、合格したり、病気が改善したり、、、結果オーライです。エイプリルフールの嘘は、結果的に笑えて皆がハッピーに感じられる内容が期待されていますヨ。1日だけなので、深く考えてしまう人があっても、通常あと腐れは無いのです。

ところで、残念なことに世間には笑えない嘘が氾濫しています。オレオレ詐欺、フィッシング詐欺、フェイクニュース、投資詐欺。飲食店、商品の口コミが“サクラ” だったり中傷だったり。学歴、経歴詐称とかも最近耳にしました。等身大の自分に自信持てばいいのに。直近では機能性表示食品で腎障害が多発してしまいました。これは嘘というより事故かもしれませんが、国のお墨付きに偽りありです。お偉いさん達による「知らない、記憶にない」の連発は現在進行中です。嘘でなく本当に記憶がないのならばもっと大変。物忘れ人は車の免許返上が決まり。国のかじ取りは任せられません。“美しい国”を創造すべき次世代の若者たちに悪い見本を示す罪も大きい。

なお、エイプリルフールの邦訳は四月馬鹿です。自分が馬鹿だと思うと、謙虚になり、風景が輝きを増し、周囲に感謝の念が沸いて、元気が出ます。つい先日、ラグビー日本代表ヘッドコーチのエディー・ジョーンズ氏が「勝利は一瞬。達成したと思わず謙虚でいれば、向上心を維持できる」という趣旨の話しておいででした。深い。わが国では昔から「賢は愚にかえる」、「大智は愚のごとし」など、覚者の“愚”を良しとする風土があります。小林一茶は還暦で「春立つや 愚の上に又 愚に返る」と詠みました。自己愛の強いパワハラ系の人とは真逆の姿勢です。功利を目指して「知らない、落ち度はない」など小賢しく振舞う姿勢は、一時的に皆を煙に巻くことができても世界を変えることは出来ません。“愚”の世界は宇宙を包括して広大、かつ、まったり暖かです。こんな世界に道を開く「平成之大馬鹿門」はなぜ撤去されてしまったのかなあ。確か、仏教系の大学なのに。ダジャレっぽいネーミングが権威にそぐわなかったか。

馬鹿な話にお付き合いいただきました。賢明な皆様方、41日に免じてどうぞご容赦くださいマセ。

前回ブログ。どんな花?と聞かれたので、掲示します。

幸福の木

こんな花です。夜咲いて、昼間は閉じるとかで、きれいな画像はありません。

悪しからず。

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岡山脳神経内科クリニックの4つの特徴

  1. 脳神経領域の病気の診断・治療・予防を中心に診療します
  2. あたらしい医療知識と篤い心で診療します
  3. 地域の医療機関と連携して診療します
  4. 知識の伝達と発信に尽力します

医師紹介

院長 柏原 健一

脳神経内科と内科領域の病気を診療するクリニックです。
脳神経内科は、その名の通り、脳・脊髄や手足の神経・筋を障害する病気を診療する科です。具体的には脳梗塞、認知症、パーキンソン病、脊髄小脳変性症、筋委縮性側索硬化症、多発性硬化症、重症筋無力症、てんかん、自律神経障害、多発性神経炎、頭痛、めまい、しびれなど、認知、運動、知覚などを障害する多くの疾患、症候が含まれます。

当院では主に頭痛、認知症、パーキンソン病、てんかん、睡眠障害などを診断、治療します。脳梗塞や認知症の背景となる高血圧症、高脂血症、糖尿病など、内科疾患も必要に応じて診療します。”心”の問題があっても、可能な範囲で対応します。対応困難時には、患者さんに合わせた医院、病院、施設と連携します。

これまで大学病院や地域の病院で培ってきた診療経験を活かし、地域の皆さんの健康にお役に立てるように努めてまいります。健康に関することなら、どうぞご相談ください。

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予約、一般的お問い合わせは8:30~17:30の間でお願いします。
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