2026/01/01
新年おめでとうございます。慌ただしい日々の課題の積み残しを多少片付け、ホット一息つきながら新しい日々を気分新たにスタートするのが、いつもの年始めです。そして、新年の抱負、計画を暖める訳です。もっとも、暦は人間が勝手に作った目安に過ぎません。12月27日であろうと、1月1日であろうと、6月3日であろうと、関係なく太陽表面ではフレアが巻き上がり、地球は回り続けています。今この瞬間にもボイジャー2号は未知の空間を航行して太陽圏から遠ざかつているのです。いつ抱負を新たにしても、罰は当たりません。一方で、人間社会、特に日本社会では、新年は一年を総括し、決意を新たにする最も良い区切りに日になっているのも事実です。公休が3日間も続きますしね。たいていの国では1月1日だけが祝日で、「これだけ?」と損した気分になります。もっとも夏休みが1か月以上取れたりするもんね。
ともかく、新年は過去一年の生きざまを振り返り、また新たな目標に向かって歩き出すのに良い機会です。昭和生まれ、田舎育ちの私の少年時代なら、縄跳びの二重とびが15回以上できるようになるとか、野原のどこそこに秘密基地を作るとか、怪盗ルパンシリーズを全部読むとかが、新年の計画でした。成長すると、インドで哲学するとか、精神の源を考えるとかに変わります。企画倒れの野仏巡りもあったなあ。安曇野、国東半島で止まってしまった。還暦頃になると、週に2回は30分散歩する、体重を1kg落とす、日々何とか無事に過ごすなど、スケールがどんどんいじけて来ます。
年齢とは関係なく、皆の前途には望洋とした世界が広がっているのですが、先に何があるのか見えないためか、年齢を重ねるとともに推進力が低下、足がすくんで前に進めなくなります。効果的に推進力を高めるのが“計画”です。目標と言い換えても良いです。大谷翔平選手の目標達成シートが有名になりました。目標を達成するために必要なアイデアや方法を洗い出すためのツールですが、これによって目標を明確にし、問題点や達成度を可視化できるというものです。まあ、広い海原でも視界の中に島があれば、そこまで行ってみようと分かり易い目標ができる訳です。島が見えない夜なら北極星を基準に方向を定めることもできます。曇りの日は困りますが、磁石の登場ですか。
何が起きるか予測しがたい大洋を目標無く進むのは、ある意味補陀落渡海。先に理想郷があるかもしれないけれど、危険の方が圧倒的。良くても同じところをぐるぐる回る結果になります。そして、ついつい「行くのは止めよう」、「今のままでいよう」と消極的になってしまうのが還暦越えです。いじましい小さな目標でも、前を向いて、一歩づつ歩を進めれば、少しは前に進むことができます。前には断崖のみとか?そりゃひどい。ともかく、本年が良い年になりますよう。
